実は悪臭に対するNばあちゃんの対応について
まだ続きがある。
 
Hばあちゃんが10日ほど前
散歩の途中でNばあちゃんにバッタリ会ったらしい。
もちろんHばあちゃんは
早速その後の掃除の進み具合を問いただした。
Nばあちゃんはこう言った。
 
「もう自分にできる掃除はすべて終わったし
プランターだって少しずつ捨ててるわ」
「臭いが無くなれば
しーちゃんからそう言って来ると思うんだけど
何も言ってこないところを見るとまだ臭うのかしら。
たぶんしーちゃんの鼻がおかしくなって
いつも臭うように思い込んでるんだと思うけど」
「とりあえず植木屋さんが木を切りに来てくれたら
それからセメントを塗ることにしたの。
もう業者にもお願いしてあるわ。
でもまずは植木屋さんが来ないとね」
 
この、玄関前の木の剪定については
近所の植木屋さんがヒマな時に来てやってくれる。
昔から好意でやってもらっているので
こちらから日時の指定はできないそうだ。
Nばあちゃん曰く、その際に葉っぱが散らかるので
それを片付けてからセメントを塗りたいらしい。
どこに塗るつもりかは不明だが
もしかしたら犬のいる駐車場を塗り固め
臭いを封じ込めるつもりなのかもしれない。
 
けれど捨てていると言うプランターは全く減らず
Hばあちゃんが提案した
「2つの犬小屋を洗って日干しすること」
は考えてもいないようだ。
「新しい小屋は犬が嫌って使ってないから大丈夫」
と譲らなかったと言う。
こうなると・・・もう手はない。
 
そもそも現在タイル張りの駐車場に
いくらセメントを載せたところで
うまく固められるとは思わないし
それではブロック塀に染み込んだ臭いに効果はない。
それに、それで悪臭が消えたとしても
大元となる「犬の飼い方」そのものを
基本から改めてもらわなければ、また同じことだ。
 
犬が行きたがらないからと散歩をしないから
駐車場がトイレと化し、糞尿し放題となる。
しかもそれらをすぐに片付けないため臭いまくる。
それに、片付けと言ってもそれらを拾うだけ。
たまに思い出すと水を流しているようだが
洗剤を使って隅から隅までこすり洗うわけではなく
その水は駐車場に広がり、プランターの下に溜まり
我が家との境にあるブロック塀に染み込むだけだ。
それが1週間、1ヶ月、半年と過ぎれば
臭いもそれだけ溜まりパワーアップするのである。
 
そして半地下の我が家の玄関が悪臭の溜まり場となる。
玄関前には常にハエが飛び回り
宅急便屋さんもきっと何かを感じているだろう。
今から来年の梅雨や夏を思うと、それだけで憂鬱だ。
週末は窓を目一杯開けて風を通したい私だが
最近はNばあちゃんち側の窓を開けることも無くなった。
 
ここに住み続ける限り、犬が生きている限り
この最悪な生活環境は続くのだろうか・・・憂鬱。
それにしても私の鼻がおかしいって・・・
自分のことを棚に上げ、よくも言えたものである。
呆れた。