つぶやきしーちゃん

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7月末まで一緒に働いていた管理の男性から
昨日も電話がかかって来た。
すでに今月、電話をもらったのは5回目である。
 
彼は会社に出入りしていた業者さんのところに再就職し
うちが管理していたビルの1つを引き継ぐことになった。
ところが彼は管理業務こそベテランであったが
請求書発行などの事務は経験が無かった。
なので私はそれらについて全てコピーを取り
詳しく説明、引き継ぎをしたのだが
やはりそうそう簡単には行かなかったようである。
実際、そのビルのオーナーはとても細かくうるさい人で
すでに色々と言ってきているらしい。
 
さらに会社の閉鎖時にもらったPCが
このタイミングで壊れたそうで、データも飛んだらしい。
それ自体は彼の責任ではないが
バックアップを取っていなかったことで
社長にバカ呼ばわりされ、ひどく責められたと言う。
会社の出入り業者として付き合っていた際には
物静かな人に見えた社長は、実はものすごく厳しく
すでに何度も怒鳴られたらしい。
 
早い話が、今回の彼の電話は愚痴である。
「あんな人だと思わなかったよ~」
「あんまり怒鳴られて面白くないから
夏休み取って△△に行って来た」
「これからずっとこうだと思うとマジで辞めたいよ」
・・・ったく、私より4つも上の男が、あ~情けない。
「辞めればいいじゃん。早い方がいいよ」
私は言った。
 
「なまじっか知ってるとこで働くって難しいと思うし
そもそも今までとお互い立場が違うんだから
やりにくいのは当たり前だよ。
それがイヤなら次の仕事探すしかないんじゃない?」
 
彼がこのまま今のところに居続ければ
この先も愚痴電話に付き合わされるのは目に見えている。
そりゃあご免だね。
第一、私はグチグチグチグチと
女の腐ったみたいな性格の男は好きではない。
 
うちのビルを買った会社に雇われた清掃の女性も
何やらテナントからクレームがついたと聞いた。
それぞれ新しいところで順調なのかと思いきや
そう上手くは行かないようである。

プーになってから今日まで
実は転職活動をしていなかったわけではない。
そして今週、取締役会で採用の承認が下りたことで
私は9月から新しい仕事を始めることになった。
そう、すっかり飽きてしまったプー生活は
あと10日ほどで終わることになったのである。
 
この再就職を一言で言うなら「縁があった」だろう。
まさかこんなにも早く次の仕事が決まるとは
実際のところ、私自身も夢にも思っていなかった。
この歳からの仕事探しである。
希望してもどれだけの面接にこぎつけられるのか。
そもそも、見つかるまで気力が続く自信もなかった。
けれど、こんな私を拾ってくれる会社は存在した。
 
その会社は7月まで私がいたビルのテナントの1つだ。
そこの社長が地下にある喫煙所でタバコを吸う中で
うちの管理の男性から会社の閉鎖を聞かされた。
そして社員は全員が解雇され
それぞれ自分で転職先を見つけるしかないと知ると
社長は言ったそうだ。
「そういう理由での解雇なら、当然社長の方で
全ての社員の再就職先を世話するべきではないのか」
うちの社長にそんな気はないと答えると
目を丸くしてとても驚いていたそうだ。
けれどモチロン、その会社で募集はしていなかった。
 
ところがこの社長には密かに考えていた構想があった。
現在の会社には根本的なところで
しっかりとした事務をやってくれる人がいない。
出向者が常に入れ替わる特殊な職場ゆえ
これまで何となくそれなりにやって来てはいたが
会社としてこれではダメだ。
 
つまり、これまでの私の長い職歴が
社長のイメージしていたものに近かったことで
社長はとても感激し、私を気に入ってくれたのだった。
実際、中途採用の前例もなく募集もしていない中で
社長は私の採用条件を考えてくれ、会長に許可を取り
取締役会での承認まで取り付けてくれたのである。
本当にこんなにありがたいことはなく
感謝しなければバチが当たるだろう。
 
しかも驚きの正社員採用である。
パートだとばかり思っていたので
私自身、聞いた時には目がテンになった。
モチロン、定年は60歳だが最長で65歳までは働ける。
ただ、55歳からは給料が20%減となるそうで
手取りとなると何とも寂しい額になってしまう。
家賃が無くても余裕も無い生活となることは間違いない。
けれど、そこまで元気で働けるかも分からない今
先のことを心配しても始まらない。
 
今度の会社は男の人ばかりが20名あまり。
唯一の女性は40代半ば、独身の派遣さんで
私も見かけたことがあるがとても感じのいい人だ。
社長曰く、彼女は営業補佐的な事務だそうで
私には中心的な事務を幅広く見てもらい
おかしいところはドンドン改善して欲しいそうだ。
幸い、そのあたりは私の得意とする分野でもあるので
社長の期待に沿えるよう精一杯頑張りたい。
 
「とにかく変な会社です。
そしてそれを誰も声にしない昔からの体質がある」
社長は自分と共に声をあげてくれる人を探していたらしい。
大丈夫!
変な会社も変な人も、これまで掃いて捨てるほど見て来た。
変な宗教もどきの会社、変な色ボケジジイオーナー
変な「女」だけで生きて来たヘソ出し女
変な元愛人使いこみ女、変な詐欺会社
変なアナログ女に変なボンボン社長などなどなど・・・。
思えばそんな中、よくも自分を見失わずに来たものだ。
だから大丈夫!
多少の「変」なんか屁でもないし、言うときゃ言うよ~。

結局、毎日毎日事務所の片付けを続けた社長は
すべての書類を3年分だけ残し、あとは廃棄した。
会社清算後に何があっても関係ないらしい。
「とっておくものが多すぎて置き切れないんだよね。
どうしたって大きな花瓶が場所取るもんだから」
・・・・・・・・・花瓶。
呆れ過ぎて何も言う気になれないが
つまり、社長にとっては
たくさんの書類よりも花瓶の方が大事らしい。
 
昨日は突然に言い出した。
「こないだも2回転んじゃって、いや~まいったな」
これまで社長の話し相手を一手に引き受けていた
同僚が退職してからは誰も反応しない。
社長は空しく1人しゃべり続ける。
「家と外で2回、それも頭から倒れるから
何事かと周りの人が驚くんだよね。
家で転んだ時なんか、しばらく起きられなかったし」
・・・・・・・・・。
 
ついにアナログの彼女が言った。
「大丈夫なんですか?」
嬉しそうに社長は言った。
「でも何で転ぶのかなぁ~。
だから階段は必ず手摺りをつかむことにしたの」
社長は私たちに
どんな返事を期待して話しかけるのだろう。
 
その昔、私も親身に話し相手をしていた時があった。
医者へ行くこともこれまでに何度~も勧めた。
けれど私たちがどれだけ真剣に言っても
社長が医者に行くことはなかった。
何を言ったところで聞く耳はないのである。
だから私は社長の話はスルーすると決めた。
 
実際、車の運転も自分自身危険を感じると言い
「だから運転止めようと思うんだよね」
と言いながらも未だに続けている。
乗るたびにクラクションを何度となく鳴らされ
慌てて赤信号で急ブレーキを踏むことも度々らしい。
「自分がケガしたり車が壊れるだけならともかく
相手に何かあってからじゃ取り返しがつきませんよ」
私はその時、声を大にして言った。
「自分でそう思った時が止め時ですよ。
明日から電車通勤にして下さいね」
だから私は
社長がある日事故ったと聞いても驚かない。
 
先ほど社長は私のところへ領収証綴りを持って来て
請求ペースにして3年分全てを綴じ直すように言った。
入社以来、前任者のやり方そのままに
ずっと支払いベースで綴じ続けていたものだ。
なぜ今さら綴じ直すのか、その意味は分からない。
それでもやるしかない。
社長はいつもその時の思いつきで突っ走るのである。

有休を取って映画を観た水曜日
泣き腫らした顔で
私がその後寄ったのはハローワークである。
 
前回通ったのは5年前、この会社に転職した時だ。
当時は求人詐欺に遭った後で
仕事もお金も失くして落ち込んでおり
そのせいでハローワークにはいい思い出がない。
さらに年齢がネックとなり
当時でさえ面接まで進むのは難しく
結局、今のこの会社も新聞の求人で応募した。
エレベーターを待ちながらそんな記憶が蘇った。
 
今回は登録はせずに、現状を知るため
検索だけをすることにした。
ネットでは希望条件を入れただけで
「該当なし」と弾かれ凹むが、何と68件がヒットした。
利用時間の目安が30分なので急いでチェックし
その中から気に入った5件をプリントした。
 
イメージ 1
 
その場で登録を済ませれば
面接の申し込みができる可能性があるかも・・・。
正直、心が揺れた。
けれど、とりあえず今回は様子見と割り切り
プリントをバッグにしまうとハローワークを出た。
 
昨日、テナントの1社から11月末の退出予告があった。
ついに恐れていた状況になったのである。
いよいよ残るテナントはたったの4社だ。
うち1社も、現在空いている駐車場を
社長が貸さないと言ったことから
すでに退出を考えていると聞いている。
 
空いている部屋はどこも綺麗に原状回復され
駐車場には平置きでも5台のスペースがあるが
社長はどちらも全く貸すつもりはない。
つまり、全てのテナントが出た段階でビルを売り
会社を終わりにしようと考えているのである。
そして社員には
1ヶ月前に解雇を告げればいいと思っている。
 
今回またテナントが出ることで
他のテナントもあとに続くに違いない。
ガラガラのビルにいることは
不安以外の何物でもないだろう。
しかも震災以降、旧耐震のビルでは
新たな借り手を見つけるのは不可能に近い。
 
ここで定年まで働けると安心した5年前・・・
再びハローワークへ通うことになるとは
夢にも思わなかった。
けれどこれが現実なのである。

この会社もそう長くはないと分かった日から
転職先を探し始めた私である。
 
ここで働くことが決まった時
これで2度と就活する必要はないと喜び
定年まで働けると安心したものである。
それからたった4年半でこうなるとは・・・
私もつくづく幸せ薄い女である。
 
実は先週末の折り込み求人の中に
希望する条件にピッタリの仕事を見つけた。
が・・・1つだけ引っかかった。
待遇欄に「社内旅行」とあり、過去の実績として
アジア各国、オーストラリア、ハワイなどあったのだ。
あ~残念・・・私は飛行機にも船にも乗りたくない。
毎年の社内旅行が海外ならば諦めるしかない。
まぁ、それ以前に年齢だけで
先方から断られる可能性もあったわけだが。
 
けれどそのおかげでいよいよやる気になった。
いつの日か
また気に入る仕事が見つかるかもしれない。
運良く面接してもらえることになった時に慌てぬよう
ここは1つ、今から履歴書を準備しておこう。
 
私はさっそく引き出しの1番下から
以前使用した履歴書の残りを引っ張り出した。
何でも捨てずにとっておくものである。
見れば1枚だけ白紙の履歴書が残っている。
やったね~♪
 
さっそく出してみたが・・・あ~ダメじゃん。
この4年半の間に履歴書用紙は茶色くなっていた。
どう見ても・・・古くさい。
おばさんが変色した履歴書を持って面接に行けば
どう笑顔を振りまいたところで不採用であろう。
昔から履歴書と畳は新しい方がいいと決まっている。
仕方ない、近々購入することにしよう。
 
そうだ!面接には何着て行く?
私はここ1年で一気におデブ化したため
現在穿けるデニムは数えるほどしかない。
この状態でスーツが着られるだろうか・・・。
 
かなり不安モードでスーツを引っ張り出すと
片っ端から着てみた。
あ゛~~!!ショック~~~!!
何を着ても、どれを着てもスカートがパツンパツン!!
身体の線も下着の線もハッキリクッキリ丸見えじゃん。
ありえないデブ体である。
前回着た時はゆとりがあったはず・・・
と思ってみたところであとの祭り。
そう、時として残酷なもの・・・それが現実なのである。
いくら履歴書が新しくても、スーツがはじけていては
笑顔を振りまく前に笑われるのがオチだ。
 
私の転活・・・前途多難である。

先週末、社長が昨日からお盆休みを取ると宣言し
私のヒンシュクを買ったことは前回書いた。

世の中全体がこの季節「お盆休み」という流れの中
この会社にお盆休みはなく
休みたければ有休を使って休めと言う。
その意味不明の説明に私はムッとしたのだった。

それでも私は大人だった。
すぐにこの事実を前向きに捉え
「だったら私は私。
ゆっくりとネット三昧させてもらいましょ~♪」
と、社長の休みを有効に使わせてもらおうと心に決めた。
今ある5つのブログの模様替えをしてもいいな~。
新たにブログを開設してみてもいいかも~。
記事を書き貯めておいてもいいな~。
次から次へとアイデアは浮かぶ。
もはやあの腹立ちはどこへやら。

ところが一昨日の月曜日になって社長が言った。
「私、前に明日から休むって言ったんだけど
特に行くところもないので木曜日からお盆休みにします」
「え~~~~~~~~~~!!」
と危うく私は叫びそうになった。
ありえ~ん!今になって何を言うか!
男たるもの1度休むと言ったらサッサと休め~!!

しかも自分だけ「お盆休み」って・・・
私たちを含む日本中がこの時期はお盆なのだ。
それに何?元々予定もないのに
「自分だけ」休もうとしてたわけ??
せっかく静まった怒りがまたしても湧いてきた。

とにかく今日も社長は出社して来るだろう。
何度も言うが社長のお盆休みは
「あ・し・た・か・ら」なのだ。

現在の会社に勤め始めて11月で丸2年になる。
以前の女好きエロオーナーと
したたか女のいた会社とは大違いで
ここの会社はとにかく居心地がいい。
好きな経理の仕事ということもあるが
年齢層が高いため落ち着いているのである。
けれど残念ながらそんな会社にも
1つだけ納得できないことがある。
「お盆休みがない」のだ。

モチロン金融関係だとか飲食関係なら話はわかる。
かつて在籍した保険会社にもそんな休みはなく
それぞれが有休を使い交代で休んだものだった。
けれど会社は不動産業。
それもビルの管理会社なので販売はしていない。
実際、お盆の期間はビルのテナントの90%がお休みで
会社によっては1週間丸々休むところもある。

当然関係する業者もお盆はお休みに入り
出社したところで電話が鳴ることもないのである。
事務所の仕事も当然その間急ぎの仕事があるわけもなく
出社してもハッキリ行ってやることがない。
ただただ座っているだけなのだ。

私はこれまで何年もの習慣で、毎年お盆休みには
家中のカーテンを洗うことにしていた。
窓の多い我が家のカーテン数は莫大なもので
真夏に洗うのが1番効率がいいのである。
さらにお盆休みは私たちには貴重で
平日にしか行かれない銀行やら何やらの
用事を済ませる絶好の機会なのだ。

我が社の社員はみんな思っている。
「お盆休みの時期に会社に来ることは意味がない」
そう思いながらも今まで何も言わずにきたらしい。
確かに有休が余っている人には関係ない話だろうが
私には有休がほとんどない。
夏休みだと言って3日も休めば、いざ体調を崩した時には
這ってでも出て来なければならなくなるだろう。
何だかモヤモヤした気持ちのまま8月に入った。

ところが昨日、社長がとんでもないことを言った。
「私、11日からお休みしますから」
はぁ?
「その週ずっと14日までということですか?」
「そう。私は別にお盆は関係ないんだけど
世間は17日からは出てるだろうと思ってるから
他の時には休みにくいんだよね」
何その理屈・・・ありえない。
だいたい何?自分だけ??

ムカついたので私は言った。
「お盆の時期は今はどこの会社もお休みしてますよね。
出社したところで電話も鳴りませんし。
うちもお休みにはならないんでしょうかね?」
社長は言った。
「それは他との兼ね合いもあるし無理なんだよね」
他との兼ね合い・・・。
つまりうちの会社が持っている飲食店が
その間も営業しているから、ということなのだろうが
そもそもお店と事務所を一緒に考えること自体が
おかしくはないか。
そちらとは会社も違えば雇用条件も最初から違うのだから。
「休みたければ有休を使ってもらうしかないんだよね」

私は有休が少なくて使えないんですけど・・・
と喉まで出かかったが我慢した。
そういう時だけ「他と一緒」を前面に押し出すものの
他の面では全く統一性はない。
他の社員もそれらを不満に思っているものの
今まで意見せずにきたらしい。

う~ん。納得できないぞ。

近所の「オフィスデポ」が閉店することになり
現在店内は売り尽くしセール中のようだ。

お昼から戻った社長は
手に「クリアーホルダー」が4束入った袋を抱えていた。
「もう普通のタイプがなくてさ~。
仕方ないから名刺入れ付きだけど買って来たよ」
私は言った。
「社長、確かまだ在庫ありましたよ」
・・・私は文具の入った棚で見かけた
使用済みのクリアーホルダーのことを指して言った。
「え?そうだった??」

社長はそう言うと、私の言った棚ではなく別の棚を開け
私と並んでその1番上を見上げた。
「A4クリアーホルダー」と書かれたその箱は存在した。
しかもどう見ても2箱・・・。
中身が入っていればその数は100×2=200枚。
「これ、空き箱じゃないですよね?」
社長が空き箱を決して捨てない性格であることを
最近知った私は一応尋ねた。
台に乗り箱を持った社長は言った。
「うん。2箱ともまるまる入ってる・・・」

私は今回購入した「名刺入れ付きクリアーホルダー」を
返品して来るとすぐに申し出たが
「いいよいいよ」と社長が答えたため
ほとんど使わないクリアーホルダーの在庫はさらに増えた。
ざっと見積もっても300枚近くあるだろう。
ちなみにあとから聞いた話だが
そのしまったままの200枚のクリアーホルダーも
その昔突然「安かったから買って来た」と
社長が抱えて来たものだそうだ。

そしてそのクリアーホルダー200枚の横に何やら箱があった。
「あれは何の箱ですか?」私は尋ねた。
社長の説明によると名刺を整理するためのもので
名刺をスキャンするだけでデータが保存されるらしい。
それがほぼ新品のまま箱に納まっている。

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「で?少しは使われたんですか?」
気のせいか私の言葉は尋問調になっていた。
「うん。最初少し使ってみたんだけど・・・」
「面倒くさくなって止めたとか?」
「まぁそう」
「それで今は名刺はどう整理されてるんですか?」
「ただホルダーに入れてるだけなんだけど・・・
だんだん増えちゃって溜るんだよね」
「そうですよ。定期的に見直していかなきゃダメですよ!」

さらによくよく調べてみると取り込んだデータの
保存先は何と!「フロッピー」だ。
言うまでもないがフロアのPCはすべてがビスタになり
「フロッピー」を使えるものはどこにもない。
私は言った。
「使えない物をいつまで置いておいても仕方ないですよ。
これ捨てていいですよね?」
社長は口ごもった。
「いや・・・△※▼○。
一応全部揃ってるし誰か使うかもしれないし・・・◆☆※」
私は言った。
「それじゃあ、みんなに確認して
誰も使わないようだったら捨てますからねっ!」

昨日は会社関係の新年会があった。
業界の主催する毎年恒例のもので私も2度目の参加になる。

思えば去年は新年早々の「急性胃腸炎」のおかげで
体調も完璧でない中の参加となり
思うようにフルコースを堪能できなかったのだった。
今年はその分を取り戻すべく私は気合いを入れて参加した。

料理をすべて載せるのはグルメブログっぽいので止めるが
一応、デザートだけは載せておこう。

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レアチーズケーキだった。
ちなみに私は今回ほとんどの料理を完食しただけではなく
パンもとても美味しく3個・・・3種類を食べ切った。
大満足♪

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ちなみにこれが私と仕事をしている全員だ。
珍しく記念撮影をしたのでこれまた載せておく。

食事が終わるとショーの始まりだ。
今年は「デュークエイセスwith雪村いづみ」。
事前に調べてみたところ、デュークエイセスの
新しいメンバー以外は全員が70歳を超えていた。
しかも雪村いづみときたら私の母と同じ歳だ。
去年の渡辺真知子までなら私もついて行けたが
ここまで飛び越えてしまうと無理だろう。

それでも年齢を感じさせないパワフルな歌声はさすがだった。
残念ながら知っている歌も一緒に歌える歌もなく
私は観客に専念するしかなかったが
生のステージの迫力と
光り輝くアクセサリーは十分堪能させてもらった。

1時間ほどのショーが終わると私たちはお土産を手に解散した。
今年は「ジョトォのお菓子」&「榮太樓の飴」だ。
どうせ「ジョトォ」にしてくれるなら
シュークリームが良かったな・・・と
1人つぶやいたしーちゃんであった。

家電量販店が大好きな社長は
先日「ビックカメラ」に行き、まだ壊れてもいないのに
事務所用に新しい冷蔵庫を買って来た。

たぶんそのついでに目に留まったのだろう。
「部屋が暗くなると点くライト」も買って来た。

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そしてさっそく更衣室で使うようにと渡された。

誰もいない更衣室に点灯するライト・・・。
ハッキリ言って何の意味もない。
どう考えてもこの手のものは
家庭の寝室や階段などに使うものだろう。
それなら一家に1つは欲しい便利グッズだ。
けれどそれを事務所で使うとなると何ともビミョーだ。

今・・・暗くて誰もいない更衣室を
ライトは黙々と照らしている。

そして社長は新しい「電動レターオープナー」に夢中だ。
今までのものと違い、電池3個はパワーがあるらしい。
それはそれは楽しそうに郵便物を開封している・・・。

部長の送別会は無事に終了した。
珍しく「焼き肉」だったのは
部長が肉が大好きだったかららしい。

料理はコースだったので
メインである「肉」が出てくる前にも
色々なものがたくさん出てきた。
小食の私にとってはすでにこの段階でおなかいっぱい!
「いざ肉だ!」
となってもなかなか焼く気になれなかった。
さすがにすべてに「上」のつく肉たちだったので
美味しかったことは間違いはないのだが
それでも最後はみんなに手伝ってもらった。

これ以上は無理だと言うのに
その後に食事として「クッパ」
デザートは抹茶のアイスクリーム
最後にはコーヒーまでがついていた。
いくらピロリ菌の除菌を終えたとは言え
これはどう見ても食べ過ぎだ。
さすがの男性陣もこの量にはフーフー言っていた。

とにかくおなかもいっぱいになり満足したので
笑顔で部長を送り出し解散かと思いきや
社長が突然、すぐ近くのライブハウスに
生バンドの演奏を聴きに行こうと言い出した。
ちょうど間もなく始まるのだと言う。
時間にして20分程度だとのことで私たちは同意した。

演奏を始めたのは若いグループだった。
スタートはワイルドワンズの「想い出の渚」。
続いてビートルズや夏川りみなどを演奏した後は
我が青春の「チューリップ」メドレーだった。
こうなると私も黙ってはいられない。
一緒に歌うしかないだろう。
私はすべてを完璧に歌い切った。
やっぱり「チューリップ」はいいな♪

肉にも歌にも満足した私は元気いっぱい帰路についた。

本日をもって部長が定年退職する。
すでに65才から「2年だけ」という条件で
社長の要請を聞き入れ勤めてくれていた。
その期間が今月満了になったというわけだ。

社長はさらに「できれば70才まで・・・」
とお願いしたらしいが
ずっと奥さんと共稼ぎできた部長には
「2人が元気なうちに日本中を旅行したい」
という夢があり、さらには友人たちも
すべてリタイアしていることから
延長はやっぱり無理だと言うことになった。
理由が理由なだけに社長もそれ以上はお願いできず
納得せざるを得なかった。

私は去年の11月から9ヶ月お世話になったことになる。
部長のことを思えば笑顔で送り出したいとは思うが
それでもやっぱり寂しいことに変わりはない。
社長が当面部長の後任を置かないことに決めたので
これからは残ったメンバーで頑張ることになる。

そして今日は部長の送別会だ。
今回の会場は「叙々苑」。
この度ピロリ菌の除菌に成功し益々パワーアップした
銀座好きの社長が決めたのだから当然銀座にある。
これから先
私が銀座に詳しくなることだけは間違いない・・・。

今月支給される4月分の給与から
私にも定期昇給があった。
入社してまだたったの半年だと言うのに
まさか上げてもらえるなんて夢にも思わなかった。

以前いた「変な会社」では辞める前の何年もが
「業績不振」を理由に昇給はなかった。
物価は上がるというのに私の実質生活はマイナスだった。
けれど実際は業績が不振だったわけではなく
経営者が女に金を使い過ぎたため
「たかが社員」にこれ以上ムダな金を
出したくなかっただけだ。
今思い出しても腹の立つ経営者だった。

昇給の額は問題ではない。
今の社長の気持ちが私には本当にうれしかった。
「ありがとうございます」
これからも頑張らなくちゃ。

私の会社のPCがビルの電気工事のために壊れ
使いにくいビスタに買い替えたことは
すでにブログで書いたとおりだ。

そしてその時の「空きダンボール」は社長の意思により
未だにフロアのすみに積み上げてある。
私のPCとディスプレイが入っていた2箱と
同じく同僚の2箱、計4箱。
さらにはそれぞれの部品が入っていた
ビニール袋と発泡スチロールまでもが
1つもらさず残されている。
あれからすでに2週間が経過した…。

自分の「7日間脂肪燃焼ダイエット」やら何やらで
忙しくしていた社長の眼中にもはやそれらはない。
過去の例から行くと、それらはそのまま
そこで忘れ去られる運命らしい。

先日、会社で使っている電子レンジが
リコールの対象になっていることを社長が知った。
当然のことながら大好きな家電量販店に出かけた社長は
すぐに新しい電子レンジを手配してくれた。
当然それは「ダンボール」に入っていた…。

そう。
もうこの話の顛末は想像できるだろう。
そのとおり、このたび新しく
「電子レンジの空きダンボール」も仲間入りした。
全部で5個になった…。

11月に今の会社に入社してから
早いもので丸3ヶ月が過ぎた。

その前の詐欺会社には
たったの3週間しかいなかったのだが
そちらの方がよほど長くいたように感じる。
それだけここでの1日が早く
楽しく過ぎたということだろう。

おかげさまで私はすっかり落ち着いている。
通勤にも仕事にも職場にも慣れ
今度こそ定年まで働き続けられると確信している。
本当に夢のような毎日だ。

とりあえずあちらも逮捕の報告を待つだけになり
これでやっと私も一息つけそうだ。
さっそく温泉にでも行くことにしよう♪

新しい会社に転職して
早いもので3ヶ月目に入った。
いよいよ試用期間も今月いっぱいだ。

この会社でもう1つ気に入っているものがある。
それがこれ!
トイレの「ミニロッカー」である。

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女性は何かと荷物が多い。
トイレに行く時もこれまた然りである。
私は最初これを見た時感激した。
わざわざ友人に報告メールをしたほどだ。
このちょっとした心遣いが嬉しい。

そして今、右の列の真ん中を
歯ブラシだ、歯磨き粉だ、何だかんだと
遠慮なく使わせてもらっている。

ついにダウンした。

昨日1日、私は起き上がることさえできなかった。
朝からめまいがものすごく
ベットから出ることもできずに1日寝たきりだった。
もともと私は低血圧で
めまい自体は珍しいことではないが
それでもここまでグルグルと回転し
しかもそれが夜まで治らなかったことはない。

実はおととい、今回の詐欺の被害について
私は社長と部長にすべてを話した。
来年になればあちこちのTVで放送もあり
1月末には第1回の口頭弁論に出るため
試用期間中にもかかわらず
また遅刻しなければならないのだ。
私にはちゃんと理由を説明する義務があるだろう。
幸い、社長も部長もとても親身に
私の話を聞いてくれた。

それでホッとしたのかもしれない。
今まで溜った疲れにたくさんのストレスが
重なった結果なのだろうか・・・。
結果的に仕事を休むことになってしまった。

・・・今日は何とか復活し出社した。
部長は言った。
「話をしたことでガクンと来ちゃったんじゃないかって
社長と心配してたんだよ」
・・・こんな優しい言葉をかけてもらえる私は幸せだ。
ホントに温かい上司たちだ。

・・・この会社に入って2ヶ月が過ぎた。
おかげさまで私は心穏やかに年を越すことができそうだ。
無事に仕事納めを迎えられた今
私は職場のすべての人たちに感謝したい。
「ありがとうございます」

昨日は私の会社もボーナスの支給日だった。
そして・・・何と!
この私にもボーナスが支給された。

私の入社は11月1日だ。
この会社に入ってたったの1ヶ月。
それなのにお給料より先に
ボーナスをもらうことができるなんて
正直、喜びより驚きが先だった。

部長は言った。
「まだ1ヶ月ちょっとだけれどあなたには
とてもよくやってもらっているし
何よりあなたが来てくれてから
職場の雰囲気が本当に明るくなりました。
これには社長もとても喜んでられて
本当によかったと話しています。
それで今回は少しだけれど出しましょう・・・
ということになりました」

金額など問題ではない。
私は私自身が少しでも
会社に貢献できていることが嬉しかった。
「来てもらってよかった」
と言われる以上に嬉しい言葉が
今の私にあるだろうか・・・。

こちらこそお礼が言いたい。
「こんなに素敵な会社に私を採用してくださって
本当にありがとうございます」

人生悪いことばかりじゃない・・・。
今、身にしみてそんな気がしている。

私の新しい職場♪

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なかなか広くてゆったり。

そして私のデスク♪

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今のところぬいぐるみも何もなく以前とは別人。
さて・・・1年後はどうなっているか!?
乞うご期待!!

今日は私の「歓迎会」だった。
職場の全員が私のために集まってくれたのだ。
こんなに幸せなことはない。

この会のセッティングをしてくれたのは社長だ。
日にちを設定し、お店を探してくれた。
同僚に聞くとどうやらこれは
社長の「趣味」のようなものらしい。
食べ歩きが好きな社長は毎年の忘年会も
しっかり自分で設定するのだそうだ。
なかなかマメな社長である。

私の新しい職場は平均年齢が高い。
何せ、この私が2番目に若いのだ。
年齢層の高さは他の比ではないだろう。
当然歓迎会もにぎやかなものではなく
「物静かに食事をする大人の会」だった。
それが私に合っているかどうかは別にして
私自身のことを根掘り葉掘り聞かれるでもなく
1つの話題から話が盛り上がるわけでもなく
時折料理の感想が語られるくらいで
淡々と会は進んで行った。

それでも私は嬉しかった。
新しい職場はこんな私を「歓迎」してくれている。
私にはそれだけでも十分だ。
・・・考えてみれば「歓迎会」という形で
私の入社を迎えてもらったのは最初の会社以来だ。
いかに「普通の会社」がいいものか
改めて身にしみた。

そう。
普通がいいのだ。
普通が1番だ。

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